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子育てはたいへんです。
特に小さいとき。

出かける時間になるとぐずったり。
壁中に落書きしたり。
食べ物の油でベタベタした手で
そこらじゅうに触ったり。

そんなとき、
つい腹が立って、
怒りをぶつけながら
注意することがあります。

「コラアァーッ!
油で壁が汚れるでしょう〜!!
手で食べたら洗いなさいッ!」

子どもはびっくりして、
泣く泣く手を洗うという。

怒るのは生理現象なので、
やむを得ない。
もう、100%共感。

でも、
怒るのと教育的指導のセット
は要注意です。

例えば先日。
3歳の娘と二人きりのときの
衝撃の一言。

骨付きの鶏肉を
手づかみで食べたあと、

「ママに怒られるから手を洗うね」

と。

・・・うお!

彼女の脳内では、
油まみれの手と、
ママの怒りがリンク。

教育的指導の内容は
伝わっていないっぽい。

このあとどうなるかというと。
1.同じような問題の繰り返し
2.何度言ったらわかるの!
の無限ループ。

これって大人の世界でも同じ。

叱られると、
叱られたことが記憶に残るだけ。

理由や改善については
頭が回らなくなります。

なんだかわからないけど、
怒られるのがイヤだから
〇〇しよう、と。

踏むと怒られる地雷だらけの場所を
ビクビクしながら歩く。
そんな日常になってしまいます。

(私も家庭で味わっていますw)

これでは建設的に行動できませんよね。

ではどうすればいいか。
答えはシンプル。

怒ったら、
クールダウンしてから
内容を伝える。

これだけです。

もう、怒っちゃうのは仕方ありません。

でも怒られた側は
話が頭に入らなくなります。

なにしろ、
生理学的に中耳が変化して
^^^^^^^^^^^^
言葉が脳に届きにくくなるんです。

怒って言えば言うほど
ほんとうに伝わらなくなります。

なので、
怒りを出しちゃったときは
ちょっと間をおいてクールダウン。

ニコッと笑って
落ち着いて話せるくらいになってから、
内容を伝えましょう。

人間は安心安全なときだけ、
話の「内容」に耳を傾けられるように
できています。

内容を理解したうえで
自発的に行動してもらうためには、
笑顔でいられる関係が必要なんです。

怒っちゃうのは仕方ないけど、
伝える時は笑顔で。

ぜひ試してみてください。

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